⼤注⽬の現代アーティスト福⽥美蘭が北斎に挑む!北斎が⼩布施町で描いた晩年の傑作「上町祭 屋台天井絵 男浪・⼥浪」をモチーフに現代アーティスト福⽥美蘭の独⾃の解釈と表現で⽣まれた企画展「北斎 vs 福田美蘭 小布施へのメッセージ」から生まれた、北斎館限定の新作北斎アートグッズから 版画「北信五岳」が登場です。人気の高い葛飾北斎「神奈川沖浪裏」の現代復刻版画を手掛けるアダチ版画研究所により実現しました。
『北信五岳 信州小布施町』
北斎の『冨嶽三十六景 甲州三蔦越』をモチーフに制作された、現代の浮世絵ともいえる、ユーモラスな作品。中心に描かれたのは、北斎館の玄関前にそびえるメタセコイア。その後方には、小布施町から見える北信五岳の連なりが描かれています。そして版画の左側に描かれたのは、なんと栗菓子。老舗の栗菓子屋・小布施堂による栗の点心「朱雀」を風景に組み込まれています。栗の収穫後、秋の小布施が版画いっぱいに表現されています。

アダチ版画研究所の版画は、江戸時代当時の伝統技術を受け継ぐ職人によってすべて手作業で制作されています。
手摺りの繊細さがわかる裏面。

そびえ立つメタセコイアと下で落ち葉を集める人物。

栗を収穫した後の短い期間でしか味わえない栗の点心「朱雀」。

小布施の町並みをめぐりながら、作品に描かれた風景を探してみるのも一興です。
サイズは41×55.5cm(額込み)。
お部屋やオフィスのインテリアのアクセントしてもピッタリの一枚です。
額ありはすぐにインテリアとしてお部屋に飾ることができますし、額もこだわりたいという方には額なしもご用意しております。
※版画には1〜80までのシリアルナンバーが記されています。
◆和紙
和紙は一枚一枚手で漉いた越前生漉奉書を使用。和紙の繊維に顔料をきめ込んで色を発色させる、という伝統木版の技法が用いられています。
◆版木
版木は江戸時代と同じ山桜の古木を使用。小刀(こがたな)、透鑿(すきのみ)など部分に応じて、道具を使い分け、彫師が制作しています。描かれた線に忠実に彫りあげるための彫師の技術が光ります。
◆摺(すり)
当時と同様に、絵具は鉱物や植物から採取した天然顔料を使用。墨(黒)のほか、赤・青・黄の三原色を基準にした各顔料を混ぜ合わせ、色別に彫られた版木を基に、一枚一枚を摺り、色を重ねて作品が作られています。
福田美蘭「北信五岳 信州小布施町」コメント
「冨嶽三十六景 甲州三嶌越」の背の高い巨木の存在感は、小布施町中心のシンボルツリーとして大きく枝を拡げ、来訪者を迎えるメタセコイアの印象と重なり、その後方にはこの町の高台から一望できる北信五岳の連なりを描く。富士山と同様に単独峰でありながら、五岳が揃って見える事は素晴らしいのだが、高さでは富士山に負けるので、それより高いモンブランの山として、秋の小布施堂の栗の点心「朱雀」を風景に組み込む。朱雀の美味しい季節には、毎日メタセコイアの大量の落ち葉を掃く人がいて、その人の背後の三角形と朱雀の形は北斎の画面に特有の相似形となった。(コメント:福田美蘭)
福田美蘭
1963年、東京都⽣まれ。
1987年、東京芸術⼤学⼤学院美術研究科修了。
1989年安井賞、1991年インドトリエンナーレ⾦賞、1994年VOCA賞、2013年
芸術選奨⽂部科学⼤⾂賞などを受賞。
主な個展に、「福⽥美蘭展Retrospective」(国⽴国際美術館、1999年)、「有 隣荘・福⽥美蘭・⼤原美術館」(⼤原美術館、2002年)、「福⽥美蘭の現在」 (池⽥20世紀美術館、2005年)、「福⽥美蘭展」(東京都美術館、2013年)、 「福⽥美蘭・千葉市美コレクション遊覧」(千葉市美術館、2021年)、「特別 展 福⽥美蘭―美術って、なに?」(名古屋市美術館、2023年)などがある。 さまざまなメディアや複製技術の氾濫する現代における美術に対して洞察の⽬ を向ける作品を制作。近年のグループ展には、「⽇本の中のマネ 出会い、120年の イメージ」(練⾺区美術館、2022年)「岡本太郎に挑む 淺井裕介・福⽥ 美蘭」(川崎市岡本太郎美術館、2024年)などがある。