【ガラリShowcase】田村正樹「ウミノメ」（東町祭屋台天井絵・龍図）

＜製品情報＞

キャンバス油絵

葛飾北斎の「東町祭屋台天井絵・龍図」をオマージュ！

＜作品紹介＞　　　

「龍」と「鳳凰」の二図からなる東町祭屋台天井絵を見たとき、緻密に書き込まれた龍と鳳凰の図像、そして強烈な色彩と配色に圧倒され、「この作品を油絵具で描いてみたい！」という想いが芽生えました。

制作にあたっては、『龍図』と『鳳凰図』の配色等を参考にしながら、そこからインスピレーションを受けた心象風景として、それぞれ「海」と「森」をテーマに描きました。

この「ウミノメ（龍）」の方では、海上に”眼”が一つ浮かんでいるようなイメージで、自己の”外側”の世界を表現しています。（対して鳳凰図のモリノメは”内側”）　「内側」と「外側」からアプローチすることによって、この不確かな世界の本質的な在りように判断しているのかどうか？ そんな想いで制作しました。

＜制作者”田村正樹”について＞　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 2018年多摩美術大学卒業。2019年に愛知県立芸術大学研究生を経て、2023年に東京藝術大学大学院美術研究科を修了。 2023年10月、第36回ホルベイン・スカラシップ奨学生への選考を機に、最近は油彩画の制作にも活発に取り組んでいます。